プロダクト デザイン

プロダクトデザイン

プロダクトデザインというのは、実際にあるモノを作る仕事です。グラフィックデザインとは違った大変さや仕事方法もあります。プロダクトデザインの仕事内容についての紹介や、有名なプロダクトデザイナーの作品などを紹介して、プロダクトデザインについてわかりやすく紹介していきます。

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プロダクトデザインとは

プロダクトデザインは、ポスターなどのグラフィックデザインのような2次元のデザインではなく、3次元のデザインです。インダストリアルデザインや工業デザインと呼ばれることもあります。

プロダクトデザインはテレビや洗濯機、冷蔵庫や掃除機などの家庭電気製品のデザインやパソコンや携帯電話、ゲーム機などIT関連機器のデザインなどの工業製品全般のもののデザインを指します。簡単に言うとモノのデザインでしょう。車の内装や外装のデザインもプロダクトデザインです。

グラフィックデザインやウェブデザインのような完成するものが平面ではなく、立体的なものが完成品となるのも特徴でしょう。


プロダクトデザインの仕事

プロダクトデザインの仕事は、扱う分野や商品によって変わってきます。そこで一般的なデザインについて紹介します。まずデザインの基本ですがコンセプトをハッキリさせることです。これが出来ないと、製品の方向がずれてしまう可能性があります。次にターゲットユーザーや使用環境のイメージし、コストや技術、ユーザビリティの観点からデザインを考えていきます。

ここで注目して欲しいのがコストです。プロダクトデザインには価格とコストという問題がついてきます。この価格とコストを考えないと赤字になってしまいます。コストが掛かったからといって、価格を上げてしまうと商品が売れない可能性も出てきます。そうならないように、価格とコストを考えるのは必須でしょう。

コンセプトやコスト面などを考えながら、アイディアスケッチなどを行い検討します。そこでいくつかのアイディアを立体モデルにします。この時、模型を作ったり、パソコンで3Dの作品を作ったりします。どの方法をとるかは、会社によって違います。そして、社内決裁をとり、ユーザー調査をして製品設計に引き継いでいくのが一般的なプロダクトデザインの仕事です。


有名なプロダクトデザイナー - 深澤直人

深澤直人は1956年生まれで山梨県出身のプロダクトデザイナーです。without thoughtと呼ばれる自分達が普段意識しない行動に対しての、デザイン制作することに定評があります。代表的なプロダクトデザインの作品やブランドについて次から紹介します。

プロダクトデザイン - INFOBAR

au design projectの第1弾端末として発表されたINFOBAR(いんふぉばー)です。INFOBARは2003年に発売されましたが、この時期は折りたたみ式の携帯電話が普通になっていました。しかし、INFOBARは折りたたむことができず、縦に長く幅が薄いのが特徴でした。

色はNISHIKIGOI(赤とベージュ)、ICHIMATSU(黒)、BUILDING(藍と銀)の3色に、2004年4月からANNIN(白)が加わった4色ありました。この携帯電話は知っている人も多いでしょう!

プロダクトデザイン - neon

au design projectの第5弾端末として発表されたneon(ねおん)です。2006年2月に発売されました。今回は折りたたみ方式の携帯電話で、同じ厚さの四角い板が2枚重なったシンプルな形状の、見た目は普通の携帯電話に見えます。

しかし、サブディスプレイがありません。その代わりに赤色のLEDが広範囲に隠されていて、音楽再生時間や時刻、電池残量や着信などの情報を浮かび上がらせて教えてくれます。シンプルでさりげなくLEDを使っているオシャレな携帯電話です。

家電や雑貨のブランド -±0

家電や雑貨のブランドである、±0(プラスマイナスゼロ、プラマイゼロ)を紹介します。±0はタカラとダイヤモンド社および深澤直人の協賛によって誕生したブランドです。±0の意味は、人の求めているものに対して誤差のない「はまる」というもの、過不足のない、主観と客観の境目、人とものと環境のあいだにある適正な境目という意味です。製品には液晶テレビやDVD/MDプレーヤー、コードレス電話機、トースターや加湿器など幅広い商品を販売しています。